About & Access 開催概要・アクセス
「麻布台ヒルズギャラリー」では、2023年11月24日(金)から2024年3月31日(日)まで、開館記念展として「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」を開催します。
アイスランド系デンマーク人であるオラファー・エリアソンは、私たちを取り巻く世界との関わり方に疑問を投げかけ、再考をうながす作品で知られ、近年は気候変動などの社会的課題への積極的な取り組みでも世界的に注目されているアーティストです。エリアソンの作品は、知覚、身体化された体験、エコロジーへの関心を原動力とし、自然現象やその要素である色彩、光、動きを用いて、鑑賞者を新たな知覚体験へ誘います。人間と自然環境との間に生じるもつれに焦点を当て、未来を形作る上で私たちが共有する責任について問いかけています。美術館やギャラリーの枠を超えるエリアソンの実践は、インスタレーション、絵画、彫刻、写真のほか、建築、公共空間との関わり、美術教育、政策立案、気候変動対策など多岐にわたります。
Artist Comment
すべてのものごとは、たとえ安定しているように見えるものでさえ、大きなスケールで見れば動きのなかにある。私たちの惑星、太陽、そして太陽系は、天の川を駆け巡り、中央のブラックホールを取り囲むように動いている。同時に、よくよく目を凝らせば、この世界は種々の構成要素から成り立っており、それらはまだ見ぬ「現実」の足場でもある。今のところ、私たちは夢のレベルでしかこれにアクセスできない。アートとは、想像力を駆使して、不可能を可能にし、見えないものを見えるようにすることなのだ。
オラファー・エリアソン
Curator's Message
麻布台ヒルズ森JPタワーのオフィスロビーを飾るのは、オラファー・エリアソンがこの空間のために制作した《相互に繋がり合う瞬間が協和する周期》です。本作では多面体が複雑に連なり、ひとつの点がねじれながら移動する軌跡を想起させます。あらゆるものの原子レベルの繋がりだけでなく、この麻布台の地に蓄積された歴史、人々の活動や生活によって新たに生成される磁力、惑星としての地球のエネルギーなど、目に見えない時間やものの繋がり合いも想像させてくれるでしょう。デンマークとアイスランドの大自然に囲まれて育ったエリアソンは、今日、世界が直面する喫緊の課題、気候危機に対し、現代アートの領域から積極的に発言をしてきた第一人者でもあり、本作ではスタジオ・オラファー・エリアソンとして初めて再生金属を使用しています。
麻布台ヒルズギャラリーの開館を記念する「オラファー・エリアソン展:相互に繋がり合う瞬間が協和する周期」では、この作品に込められたエリアソンの思想をさらに深掘りします。さまざまな作品を体感しながら、宇宙規模での壮大なエネルギーの循環系を想像してみてください。
片岡真実(森美術館館長)
Outline
麻布台ヒルズギャラリー開館記念
オラファー・エリアソン展:
相互に繋がりあう瞬間が協和する周期
会期 | 2023年11月24日(金)ー 2024年3月31日(日) |
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会場 | 麻布台ヒルズギャラリー (麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階) |
開館時間 |
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主催 | 麻布台ヒルズギャラリー |
後援 | アイスランド大使館、 デンマーク王国大使館 |
制作協力 | チヨダウーテ株式会社 |
企画 | 森美術館 |
お問合せ | azabudaihillsgallery@mori.co.jp、03-6402-5460 |
注意事項
- 本展に関する情報は予告なく変更になる場合があります。
- 本展に関する最新情報、注意事項は展覧会公式サイトにてご確認の上、ご来場ください。
- 本展は、お客様の混雑緩和・安全対策等のため、日時指定券を導入しています。
- 混雑状況によって、入場案内開始時間よりも会場内への入場が遅くなる場合がございます。
- 入館、利用に関する諸規則の遵守をお願いいたします。
麻布台ヒルズ公式サイト内の麻布台ヒルズギャラリー「ご利用にあたってのお願い」をご一読の上、ご来場ください。 - 公共交通機関などの遅れなどやむを得ない理由で入場時間に遅れた場合は、ご入場いただけるよう善処させていただきますが、当日の状況により対応が異なりますので、お手数ですが係員の指示に従っていただきますようお願いいたします。
- ご来場の際は、注意事項及び係員の指示・誘導に従ってください。他の来場者の迷惑となる行為は固くお断りします。お守りいただけない場合は、入場をお断りする場合や退場いただく場合があります。
- 今後の状況に応じて、営業時間などの予定が変更になる場合もございます。
- 本展は完全入れ替え制ではございませんが、多くのお客様にお楽しみいただくため、譲り合ってのご鑑賞をお願いいたします。
- 本展会場への再入館はできません。
- 展示会場内は全エリア撮影いただけます。撮影の際は、周囲のお客様にご配慮いただくとともに、係員の指示に従ってください。
- フラッシュ撮影、自撮り棒・三脚等の使用はご遠慮ください。
- 混雑時は作品保護や安全管理のため写真撮影をご遠慮いただく場合があります。
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- 撮影した写真の用途は私的利用に限ります。
- 撮影に起因する事故や画像、映像の使用に関する一切のトラブルに主催者は責任を負いませんのでご了承ください。
- 会場内への長尺物、自撮り棒のお持ち込み、他のお客様へのご迷惑となるような大型の荷物のお持ち込みは作品保持の観点からお断りさせていただきます。
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- 喫煙
- 他のお客様の迷惑になる行為
- 運営者が危険行為、迷惑行為と判断した場合は、ご入場をお断り、または退場していただく場合がございます。
- チケット等の転売行為は禁止です。転売行為が発覚した場合は入場をお断りさせていただきます。
- 譲渡、転売、お客様同士のトラブル等について、主催者は一切の責任を負いません。