自然素材で秋に触れる
広場に集まる枝や茶色の素材を「土台・枝・つなぐもの」として組み合わせ、親子で工夫しながらアイデアをかたちにしていく体験です。
暦の色「胡桃色（くるみいろ）」を自然素材の中に見つけながら、手のひらから秋を感じてみましょう。

空と地面をつなぐ　こどもたちのうろこ雲
夏から秋へと季節が移り変わる時期に見られる、夏の雲と秋の雲が混在する空模様のことを「行き合いの空（ゆきあいのそら）」と言います。それは時に、魚のうろこのように見えることから「うろこ雲」や「いわし雲」とも呼ばれます。
青と白の透けるスカーフで、こどもたちが“雲”になり空と広場を繋ぎます。

秋分のしるし―草木染め
草木染めは、植物から抽出した天然の色素で布や糸を染める、日本の伝統的な染色技法。夏の役目を終えて地面へ還った葉にも、その中には色や命の記憶が息づいています。その恵みを受けとめ、自然のしるし（色素）をハンカチの布へと映していきます。
風に揺れる秋の色とりどりの「葉のしるし」をいっしょに眺めましょう。

ミクロな世界の冒険―季節を覗く
秋分ならではの季節の素材を題材に、ミクロの世界へと入り込みます。
果樹園で実っている植物や柑橘類（金木犀や花梨、レモンなど）をじっくり観察し、小さな世界にひそむ季節の変化など気づきを表現してみましょう。

3のフォトラリー
カメラで写真を3枚撮っていただきます。3回シャッターを押したら、そのカメラは次の方へ。シャッターを押すたびに、その瞬間のワクワクや発見がフィルムに刻まれます。撮った3枚のうち、2枚は思い出としてお持ち帰りいただき、残り1枚は掲示していきます。
季節を重ねるごとに、そのときどきのアトリエの風景をお楽しみください。

読まなくなった絵本をご自宅から持ってきていただくと、読みたい本と交換できます。
みなさんの新しい本との出会い、そして絵本の次なる行方の扉を開く機会となります。